強制わいせつ罪で逮捕目前?
- 2020年10月11日
- コラム
強制わいせつ罪で逮捕目前?
強制わいせつ事件を起こしてしまった場合と逮捕される前兆などについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所横浜支部が解説致します。
【ケース】
神奈川県川崎市麻生区在住のAは、川崎市麻生区内の会社に勤める男性会社員です。
Aは川崎市麻生区内の路上を歩いていたところ、好みのタイプである男性Vが歩いているところを目撃しました。
AはVに近寄り、突然Vを抱きしめてズボンの中に手を入れ、Vの陰部をしごきました。
しかし、そこで不安になってその場を離れました。
数時間後、Aが不安に思い川崎市麻生区の事件現場に戻ってきたところ、川崎市麻生区を管轄する麻生警察署の警察官が集まっていました。
Aは捜査の結果自身の犯行であることが発覚して逮捕されるのではないかと思い、刑事事件・少年事件を専門とする弁護士に相談をしました。
≪ケースは全てフィクションです。≫
【強制わいせつ罪について】
強制わいせつ罪と言うと、被疑者(加害者)が男性で被害者が女性という印象を持つ方がおられるかもしれません。
しかし、強制わいせつ罪は性別を問わないため、女性が男性に対し、男性が男性に対し、あるいは女性が女性に対してわいせつな行為をした場合であっても強制わいせつ罪が適用されます。
次に、Aが「暴行又は脅迫を用い」たのかについて、一見すると、脅す言葉や暴行があったわけではありません。
しかし、突然相手を抱きしめた場合については、被害者側の反抗を著しく困難な状態にさせたとして、暴行があったと評価される可能性があります。
刑法176条 十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする
【捜査機関の捜査について】
強制わいせつ事件では、まず、被疑者が被害者や周りの者に取り押さえられるなどして現行犯逮捕されることが考えられます。
しかし、強制わいせつ事件は夜道など人気が少なくなってから発生することが多いため、そのまま逃げられることも少なくないでしょう。
その場合でも、路上に設置された防犯カメラなどを用いて被疑者のルートを割り出し捜査されるでしょう。
また、公共交通機関で移動した場合には交通系ICの履歴が残ることが考えられますし、車やバイクでの移動であればナンバープレートが防犯カメラなどに映ることも考えられます。
徒歩で逃走している場合、事件現場付近に被疑者がいることも考えられるため、捜査官が近隣の家を一軒一軒訪ねて被疑者と似た人物を探す手法も用いられます。
被害者についた付着物も捜査の対象になるため、前科があるなどしてDNAなどの情報が捜査機関に残っている場合にはそれが重要な証拠になり対象になることも考えられます。
このように、捜査機関は様々な手法で被疑者を特定し、検挙に導きます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所横浜支部はこれまで数多くの刑事事件・少年事件の無料相談を承ってきましたが、捜査機関の動きを見て自身が捜査対象になっているのではないかと不安になり御相談に来られる方もおられます。
そのような場合、弊所では自首のメリットや刑事手続の流れなどについて御説明することが可能です。
神奈川県川崎市麻生区にて、強制わいせつなどの刑事事件をおこしてしまい、捜査対象になっていると感じた場合、すぐに弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所横浜支部に御連絡ください。
事務所にて、無料で御相談を受けていただくことが出来ます。