刑事事件・少年事件専門
過失致死・過失傷害
刑事事件に特化した弁護士に早期に依頼すれば, 身柄解放や示談交渉を円滑に進めることが期待できます。
第1 過失致死・過失傷害でお困りの方へ
「家族が突然逮捕された。」
「示談交渉を進めたいが,どうしたらいいのかが分からない。」
このような悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。身柄解放をするのであれば,早い段階で刑事事件に特化した弁護士に依頼することが大切です。また,刑事事件に通じた弁護士に依頼することで,示談交渉を円滑に進めることが期待できます。
身柄解放って上手くいくの?
示談交渉って,どうやって進めるの?
処分を軽くするためには,どうしたらいいの?
今回は,過失致死・過失傷害がどのような犯罪なのか,処分の見込み,過失致死・過失傷害の容疑をかけられた場合の対処方法について,説明します。
第2 過失致死・過失傷害の罪とは
1 過失致死
過失により人を死亡させた場合,過失致死罪が成立します。法定刑は,50万円以下の罰金です。
2 過失傷害
過失により人に怪我を負わせた場合,過失傷害罪が成立します。法定刑は,30万円以下の罰金又は科料です。科料とは,1000円以上1万円未満の支払いを命ずる刑罰です。
また,過失傷害罪は,親告罪です。親告罪とは,告訴がなければ公訴を提起できない罪です。告訴とは,加害者を罰してほしいという被害者等からの申し出です。
第3 処分の見通し
1 処分の種類
過失致死罪で考えられる処分は,不起訴か罰金です。過失傷害罪の場合は,科料の可能性もあります。
罰金の場合,裁判により支払いを命じられる場合もありますが,略式罰金という手続もあります。略式罰金とは,裁判とは異なり,書面でのやり取りで終わります。ただ,有罪判決を言い渡される場合と同様に,略式罰金も前科になります。
2 処分を決めるポイント
処分を決める主なポイントは,過失の内容,被害の程度,示談の成否,前科前歴の有無,同居の家族といった監督者の有無です。
第4 過失致死・過失傷害の容疑をかけられてしまったら
1 なるべく早く弁護士に相談
弁護士に相談することで,今後の処分の見通しについて,知ることができます。特に突然逮捕された場合には,これからの手続の進行が分からず,不安になることが多いでしょう。弁護士から適切なアドバイスをもらうことで,不安が和らぐと思います。
2 身柄解放
逮捕勾留をされた場合,身柄を拘束されるので,生活に大きな支障が生じます。仕事に行くことも,家に帰ることもできなくなります。身柄を拘束されて孤独な日々が続くと,肉体的にも精神的にも負担が大きいです。
被疑者,被告人の方のためには,早期の身柄解放が非常に重要となります。弁護士にご依頼いただければ,保釈等により,早期の身柄解放が可能です。
3 示談交渉
被疑者,被告人の方が自ら示談交渉をしようとすると,いくつか困難な点があります。
まず,被害者との面識がない場合です。被害者の連絡先を知らなければ,示談交渉のしようがありません。警察が被疑者,被告人に被害者の連絡先を教えることはありません。このような場合,弁護士にご依頼をいただければ,連絡先を確認し,示談交渉に当たることが可能です。
また,被害者が複数いる場合も困難です。示談交渉の相手が増えるので,交渉が複雑化するからです。複数の交渉であっても,弁護士であれば適切に対処していきます。弁護士にご相談いただければ,適正な量刑相場を踏まえて,交渉をすることができます。
最後に,被害者の怒りが強い場合です。被疑者,被告人の方が連絡を取っても,被害者が感情的になってしまっていたら,交渉に全く応じてもらえないことが多くあります。このような場合に,弁護士が入ることで,被害者も冷静になり,交渉に応じてくれることがあります。被害者の方と直接やり取りをしないで良いというメリットもあります。
4 法廷弁護
公判請求された場合,刑事裁判が開かれます。刑の減軽,執行猶予付きの判決を求めるのであれば,法廷での弁護活動が大切です。被告人の監督を約束する家族がいるのであれば,家族の証人尋問が考えられます。また,被告人質問も重要です。弁護士に依頼すれば,綿密な打ち合わせをした上で,刑事裁判に臨むことができます。
第5 お困りの方へ
家族が突然逮捕された。示談交渉が難航している。
そのような方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
弊所では,刑事事件・少年事件に特化した弁護士による無料の法律相談を行っています。
関係者が逮捕されてしまった場合は,最短当日に,弁護士が直接本人のところへ出張面会しに行く初回接見サービスもご用意しています。
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國武 優